一生、おいしく食べたい

さて近年、日本人の寿命は急速に伸びいまや高齢社会となりました。
これは非常に喜ばしいことではありますが、言い換えれば「高齢期を長く生きる」ことになったわけです。
当院にお見えになる高齢と言われる方(70歳以上でしょうか)の多くは一昔前に比べはるかに若々しく見えますし、気持ちもそれ以上に若くお見受けします。年を取っても若い頃と同じように自分の歯で良く噛んで食べたいと思うのは自然なことです。
このように寿命が延びることで日本人の日常生活や価値観は今まで以上に要求が高くなっていくでしょう。

コップに入った入れ歯

歯科医療について言えば残念ながら健保内での治療に限界が見られます。これは歯科医学、技術は進歩しても「歯科健康保険制度」がほとんど変わらないので国民のニーズに応えられなくなっているからです。

年を取っても不自由なく食事をすることは身体を健康に保つうえでもさらには精神的に満足を得るうえでも大切な営みだと言えます。きちんと自己管理が出来る方で経済的にも無理なく最新の歯科医療が受けられればなぁ・・・・と誰もが思います。

しかし、残念ながら現在の歯科健康保険制度に快適さまでを含む全てを望むことは難しいでしょう。歯科に限らず医療保険制度は政府の政策によるものですからすぐに改善されることは期待できません。 

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